むくみについて
早くも、1月も半分を過ぎました。
今年もゆっくりですが進んでいきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。kokohana 木下です。
年末よりむくみについて考えることが幾つかありました。
いつもは,リンパ浮腫という,がんの手術後に関連するむくみのセラピーを
お受けすることが多いですが(むくみクリニック内では複合的セラピー、kokohanaでは予防セラピーまで)、年末より,それ以外の低蛋白血漿による
むくみの方のセラピーをいくつか、させていただきました。
むくみには様々なむくみがあります。
そして、それぞれの治療、対応は違います。
なので、むくみの原因を知り、診断を受けることはとても大切なこととなってきます。
むくみ=リンパ浮腫=リンパドレナージではないということです。
私がセラピーさせて頂いた例をあげると、、
むくみのクリニック内ですが、
お一人は、以前より足のリンパ浮腫で通院されておられる高齢の方でした。
今までと違う足全体のひどいむくみで,
リンパドレナージをしても一時的でもむくみが軽減するべきところが
全く効果がない状態でした。
もう、お一人は初診で、急に足の甲がむくみ出した高齢の方でした。
乳がんを2年前にされて、リンパ節も取られておられたのですが、
むくんでいるのは足です。リンパ浮腫でないむくみということです。
お二人に共通することは食欲がなく栄養が十分とれてなかった ということ。
その指標として血液検査でアルブミン値をみれば低くなっていまので、すぐに
低蛋白血漿状態かはわかります。それにより、むくむことが多々あります。
低蛋白血漿によるむくみは、しこりというよりビニール袋にお水をいっぱい入れて
下から触る感覚に近いです。皮膚の細胞が痛むのではなく組織が水で
溢れかえっていますのでとてもひんやりしています。
マッサージでは改善しません。
カラダの栄養を改善なしにむくみの改善はしません。
ですから、内科受診をおすすめします。
他にも血管の病気など、むくむ原因というのはたくさんあります。
明らかにむくむ原因がある場合は分かりやすいですが、
原因のわからない急なむくみは循環器や整形外科あるいは外科の受診をして
原因を知るということはむくみ改善で大切な事だと思いました。