ボッダー式リンパドレナージ:リンパについて

寒い毎日が続きますが・・どことなく春の気配も感じてきましたね。

kokohana 木下です。

 

気温の変化がきになるこの頃ですが、この気温の変化はココロとカラダに

大きな影響をあたえます。

気温の変化が大きいと血圧や自律神経が乱れやすくなります。

自律神経が乱れると体の活動時や昼間に活発になる交感神経とゆったりした時や

夜に活発になる副交感神経のバランスが崩れ循環、消化、呼吸のカラダの不調と

不安や緊張、抑うつなどのココロの不調へと導いてしまいます。

春先が苦手という方も多いのではないでしょうか?

外からのストレスに負けないカラダ理想ですね。

身体のコンディションを整えて是非に春を楽しんでください。

 

今回からシリーズでボッダー式リンパドレナージについてご説明したいと思います。

正式にはボッダー式マニュアルリンパドレナージ(MLD)です。

デンマークのエミールボッダー博士が考案した美容、健康、リンパ浮腫にまで

効果があるといわれているリンパドレナージです。

 

まずリンパって何?どこにあるの?どんな働きをしているの?と思いますね。

リンパは全身(頭部除く)の皮膚(薄皮)のしたから始まります。

小さな水流が徐々に大きくなって川へとなるように

小さなリンパ液が徐々に集まって大きなリンパ管へとなります。

その全身から集合してきたリンパ管は2つの大きなリンパ管へとなり

鎖骨下の深いところにある静脈角という静脈へと流れていきます。

 

             

 

 

60兆個のカラダの細胞と細胞の隙間には毛細血管の動脈側の血管から浸みだし

間質液という液体で満ちています。そして静脈側で血管の戻れなかった間質液は

リンパとなり、これを回収して血流に戻してくれるのがリンパ管です

その間質液の中には栄養、ホルモン、酸素、

そして、細胞から不必要になった老廃物や二酸化炭素、死んだ細胞、

がん細胞、体外から侵入した病原菌(菌やウイルス)、

体外から侵入した異物があります。

この間質液がきれいで適量の状態の中で細胞は健康に生きることができ

健康のバランスが保たれています。

その間質液をきれいな状態に保ち適量に調節してくれるのがリンパ管なのです。

 

             

 

リンパ管には逆流を防止する弁がありますが心臓のようなポンプはありません。

しかし、リンパ管のの収縮や蠕動運動によってリンパは常に一定方向に流れていきます。

もちろん骨格筋の筋ポンプや呼吸に伴う筋ポンプはリンパの流れを促進します。

もちろん、マッサージなどの外部からの刺激でも効果があります。

 

リンパの流れは心臓に近づくまでに数千というリンパ節でリンパ内の異物をろ過します。

リンパ節にはマクロファージというものがあり細菌やウイルスなどの異物を破壊し食べつくします。

リンパ節とは体の調子を整えてくれたり、不要物や異物を取り除く為の浄化してくれたり、

細菌やウイルスをやっつけるための免疫機能を強化するとても大切な場所なのです。

 

もし、リンパの流れが滞れば、体中、きたない水分で溢れ、むくんだり、

異物を除去することができなくなったり、免疫力の低下で細菌やウイルスを破壊することが

できなくなり不調となるでしょう。

 

リンパの流れをよくすることは自分自身で体を浄化し、細菌やウイルスに強いからだを

作る、そしてココロとカラダに良いコンディションを与えてくれることになるでしょう。

 

長くなりましたが、リンパというものになかなかスポット当ててみることは

ないかと思います・・・

リンパドレナージを語るに外せないことなので長々と書き綴ってみました。

次回はようやく本題のボッダー式リンパドレナージについて書いてみようと思います。

最後までお読みくださって、ありがとうございました。